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執筆者の写真mizuki

「可愛い子には、歩かせろ」 -子育て歴もうすぐ15年目、子どもたちに経験させて何より良かったこと

毎日毎日、目の前のことに夢中になって過ごしていたら、 なんと最後の記事更新から3ヶ月も空いてしまっていた。 7、8月はほぼ常時在宅の子どもたち中心で無我夢中になって過ごしていた。気づけば年齢を一つ重ねて9月になっていたことにも、なんだか実感が湧かない。 夏休み明け早々、私にとっては耳に馴染まない知らせが、小6の長男から届けられた。 なんでも、在住する区内の小学校で行われる陸上記録会の長距離選抜メンバーに選ばれたので、登下校前後に練習があると。はて、彼は同世代の男子の多くが経験するサッカー、野球、水泳等特定の習い事を経験したことがない。強いていうならロシアメソッドのクラシックバレエを3歳から、実は今に至るまで9年近く続けているくらい。

私は幼い頃から競うことや順位に全く興味がなく、勉強は何の苦労もないのに、逆上がりはできない、ドッチボールは逃げ専門、中学入学してからは毎冬川沿いをマラソン大会で走らされるのが苦痛以外の何者でもなかった。実際、スタートして少しして先生の視界が届かなくなる頃から、ゴール近くまで、走らず歩いたよね。とにかく小中時代は体育が大嫌いだった。だって、努力しても結果が出ないし、順位に興味がないんだもの。 そんな母である私の経歴からは想像が難しい、息子が長距離戦の選抜メンバーに選ばれたという事実。 その知らせを聞いて実は一つだけ、心当たりがあった。 それは、彼らが歩ける様になってからというもの、とにかくとにかく「歩かせた」ということ。 たとえば歩いて3キロ程度の某ターミナル駅まで。 たとえば雨の日、片道1.7キロのバレエの送迎。



「体育」を通して「できない」レッテルを貼られた幼き私は、自分を「運動音痴」と決めつけ、ついでに身体を動かすことも大嫌いになってしまった。身体を動かすことの気持ちよさを理解することができたのは、「評価」されることがなくなって、自分の解釈ができてからだよね。 いつの間にか散歩やウォーキングが大好きになっていて、今年の自分との約束の一つは「1日11,000歩歩くこと」になった。 健康系の情報発信でもよく聞く「歩くだけで、三大成人病や不眠など、大概の病気は解消する」って。 歩けば呼吸も深くなるし、汗もかいて老廃物は押し流される。必要なのは自分の身体と時間だけ。だから私は歩くことが好きで、子どもにも、赤ちゃん時代から(当時は抱っこ紐やベビーカー)それに付き合ってもらうことにした。 話を戻す。 今回息子が彼の生涯の運動歴に似つかわしくない選抜の機会をもらえたのは、小さな頃から歩くことへの抵抗感をなくし、たくさん歩かせたことが基礎体力の構築へとつながったのだと思う。 事実、今回選抜として選ばれているメンバーのうち、 ●学区外(1.7キロ)から毎日歩いて登下校している少女 ●自転車に乗らない教育方針のご家庭で、大概の人は電車かバスを使う距離(2︎.3キロ)の図書館まで高頻度で通う少年 ●心臓破りの急坂が通学路にある少年 と、勝手な調査と分析結果によれば、「歩くこと」の効果効能は実証されている様に思われる。 可愛い子には、歩かせよ、経験させよ。 体力、持久力、筋力、土地勘、様々な能力が育つに違いないから。

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