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執筆者の写真mizuki

「美しいもの」と「そうでないもの」の違いってなんだろう

数年前はじめてスワッグをつくる機会をくれた友人宅を訪問した際、出逢ってしまったフライングリース。

通常のリースはドアや壁など平面に立てかけるようにして飾るところ、フライングリースは天井等上から吊るす。たっぷりの植物でデコレートされた輪っかが空中にゆらゆらと揺れる様は、とても絵になって大変に愛おしい。


「いつかつくってみたいなー」とあたためていたら、先日、いつもお世話になっている暮らしのアルケミスト永井あけみさんにお声がけいただき、憧れのフライングリースを作成する機会をいただいた。しかも旬のミモザ。いつものトートタロットの円卓の師と仲間たちと共に。




毎回あけみさんのクリエイションには驚くばかりで。

何に驚くかって、生み出される数々のものは独学で追求された結果であり、そして大変に美しい。

たとえば私はクリスマスの時期のリースは苦手に感じる類のものが多く、欲しいと思えるものに出逢えたことがないのだけれど、あけみさんのつくられたリースを初めて見たときに驚いた。だって、「嫌な感じ」が全くしない。ただただ、美しいのだ。


その際たるものが、オルゴナイト。

オルゴナイトって、私の人生でみた限りダサいものしかなくて、美しさのカケラもないものだと思ってた。「どうせダサいスピの人がつくってるダサいやつでしょ」みたいな。

それがあけみさんのお店Blue Dragonへ伺うと、大量に飾られているオルゴナイトは、どれもこれもとても美しいのだ。

私の中のオルゴナイトに対する偏見が崩れ去った。

「この世には美しいオルゴナイトもあるんだ」って。


この数年あけみさんの近くであけみさんの数々のクリエイションを見させていただいて思うこと。

それは、あけみさんが素材と丁寧に対話しながら、素材のよさを活かし尊重し、どのようにすることが美しくなるのかということを最優先に、素材の生命の息吹を残す才能に長けたクリエイターであるからだと強く思う。

そうではない人もいるかもしれないけれど、私が「気持ち悪い」と感じるオルゴナイトって、作られた目的が美しいかどうかなんてこと度外視で、俗物的なものなんじゃないのかな?と思う。


持ち帰った愛しいミモザのフライングリースの存在で、今、家の中で春の気配が立ち込め始めている。






あけみさん、いつも心が踊る体験や場を与えてくださり、本当にありがとうございます。

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