過剰な薬品が使われたりしているものを避けるようになったのは、最初は食べ物からはじまった。訳あって、無農薬や自然栽培を選択するようになったのが結婚の少し前だったから2005年頃。
結婚するまで原則ずっと実家暮らしだった私。
結婚して最初に住んだ家には、夫が最初に住み始めた。その新居を整えるため、実家を引き払うまで少しの間通っていた私は、夫が一人暮らし時代の家から持ってきた、ほぼ手付かずの塩素系漂白剤(確か、ドギツイ緑のケースに入ったハ○ター)を、ある日トイレに全て流した。その類のものを家事につかうという選択肢は私の人生にはなかったから。寸分の迷いもなく・・・。
異変が起きたのはその30分も経たない頃だと思う。
脈略もなく、どういうわけか立ち上がることができないのだ。ペタッと倒れ込んだまま、身体を起こすことができない。
朝起きたときはいつも通り好調だったし、発熱等風邪の諸症状があったわけでもない。唯一、「いつもと違うこと」をした心当たりがあるとするならば、それは、大量の薬品をトイレに流したこと。
どうしてか寝たきりの状態でふと心あたったのは・・・
「あ、あのハイターがいけなかったのかも」
ということ。逆にいうとそれ以外に全く心当たりがない。
幸いなことに数時間横になったら何事もなかったかのように自力で動けるようになったのでよかったが、41年間生きてきて、後にも先にもあんな妙な体の状態は、人生であの時だけだ。そして、もはや因果関係を証明することはできないけれど、薬品の有害性を身をもって体感した原風景のようなものであると思っている。
結婚して自分の洗濯機をもち毎日洗濯をするようになって16年。ああでもないこうでもないと洗濯洗剤をジプシーし続けてきたけれど、昨年頃からやっと落ち着いたもの、それは洗剤というよりも、"マグネシウム"。
「洗濯マグちゃん」の名で少し前からその名を知られていて私も使っていたけれど、一時期イマイチ効果を実感できいなかった。それもそのはず、ちょっとしたコツを弁えていなかったから。
そのちょっとしたコツとは、洗濯時間を通常より少し多めにすること。
我が家の洗濯機はドラム式洗濯機。界面活性剤不使用ではあるが、通常の洗剤を使っていた時は、
洗い:12分、すすぎ:2回、脱水:9分
だった。
その同じ所要時間、同じ洗濯工程で洗剤をマグネシウムに換えただけだと、例えば雨の日に洗濯を室内干しする時など、生乾き独特の嫌な匂いが残る気がして、なんとなく敬遠するようになってしまった。
ところが、この動画(世界的な理論物理学者である保江邦夫先生との対談)で、マグネシウムの威力を知って、「やっぱりマグネシウムだなー」と再認識。
洗濯時に"より効果的な"マグネシウムの使い方を調べると、水道水を弱アルカリイオン水に変質させる必要があるため、pHがしっかり変わることが条件で、それに20分程度はかかるという見解もあるということ。(使用するマグネシウムの量等により差があるため一律には言えないようだが)いつもの「洗い」時間を思い切って10分追加して、22分にすることにした。
水道水の中にマグネシウムをいれると化学反応を起こし、水素が発生するそう。すると、水質が弱アルカリ性のイオン水になるそう。
こうしてマグネシウムが抽出された弱アルカリイオン水が、洗濯物の皮脂と結びつくことで界面活性効果を発揮するため、洗剤を入れた時と同じように汚れを分解して落とすそう。
※マグネシウムでの洗濯にあたっての注意点
①通常の洗濯もそうだと思うが、シミや目立った汚れなどは下処理する必要があるので要別途対応。
②可燃性があるので火の近くにおかないよう注意。
(諸説あるが、そんなわけで念のため乾燥機には入れないようにしている。)
というわけで、我が家の洗濯物はマグネシウムONLYで部屋干し臭からも解放され、そして何より俄然経済的に。
使い終わったマグネシウムはプランターなどの土にいれると自然に還るという話や、植物の育ちがよくなるという話もあります。
●未使用のマグネシウム
●約半年使用したマグネシウム
我が家の場合は、マグネシウムを小さな洗濯ネットにいれて洗っているが、市販の「マグちゃん」などの製品もあるのでお好みのものでぜひ快適な洗濯生活を。
「出したものは巡り巡って自分に還ってくる」
自然の摂理を思えば、本当にそう思う。
生活用水を無駄な薬品で汚さないことが、海水を汚さないことにつながり、海水の環境改善にもつながる。
大人として、自分の行動や言動、選択すること一つ一つに責任を持ちたいものです。
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