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執筆者の写真mizuki

幸せを呼ぶ、馬との時間

生活圏に、ポニーと触れ合える公園がある。

長女が1歳の頃から住み始めて12年。上の子たちは大して興味をもたなかったポニー。3度目の正直なのだか、どういう訳か、末っ子が2年ほど前(当時5歳)からすっかりポニーの虜に。

猛暑や極寒など、引き馬乗馬(小学生以下対象)ができない時期には、大型犬ほどの大きさの小さな小さなミニチュアホースなんかも来ていて、初めて見たときには「えー、こんなサイズの馬いたの!」と驚いたものだ。


足繁く付き添うのが私(母)だからか、彼はママが大好きで私のストーカーな訳だが。付き添い係の私もすっかり常連化してしまった。

いや実は、馬に会いたいのは私自身なのかもしれない。

振り返ると・・・、小学生の時捨て猫を飼い始めて実家を出るまでの間。

警戒心が強過ぎて人嫌いの飼い猫にどれだけ噛まれ引っ掛かれ、生傷が絶えなかったか思い出すだけでもあの痛さを思い出すものの、それ以上に、就寝時にいつも私のベッドを定宿にしてくれた、あの温もりや、「ただそこにいてくれるだけで良い」、言葉を介さずとも無条件の愛を与えてくれるあの存在に、どれだけ助けてもらったかわからない。


さて、ポニーに会いにいく度、毎回お会いするご婦人がいらして、毎日のようにお会いするものだから、会うたびに色々とお話をさせてもらっていて。

その方は、家族全員馬が大好きとのこと、社会人になられたお子さんお二人と、高校生のお嬢さんお一人と。それぞれジュニア時代から乗馬クラブに入られていて、馬のことにとてもとても詳しくて、いつも伺うお話しから、色々と勉強させてもらっていて、それもまた楽しみで。


先日ポニーとのふれあいの時間(触れたり、ブラッシングしたり)にふと、

「馬の鼻、あるでしょ。ここに触れるとオキシトシンが分泌されるっていう研究結果があるそうよ」

と教えてもらった。

オキシトシンとは、幸せホルモンとして知られるホルモンの一つで、出産や子育ての際に多く分泌されることで知られ、人を褒めたり、小さな触れ合いやスキンシップを通して分泌される。また、人を褒めたり、助けたりと言ったことでも分泌されるという調査結果もあるそうだ。

このホルモンが分泌されると、心が安らぎ、前向きであたたかな気持ちになるといわれている。


これまでポニーに触れるときは、立髪や頭の周りを触ることはあったものの、「鼻」は口が近いということもあって触れたら噛まれるのではないかと決して触ることはなかった。

が、そんな素晴らしいことを教えてもらって試さない手はないと、早速鼻の穴のあたりを恐る恐るタッチ。




なんということでしょうか。

まるで求肥のような感触で、ほわほわ、暖かい。

例えようのない感触。これは確かに、幸せを感じるわ・・・!


すっかり病みつきとなり、タイミングを見ていろいろな馬の鼻を触ったところ、柔らかさに個体差もあり、それもまた興味深い。


ペットと触れ合うことそのものが、心が安らいだり、幸せを感じたりするもの。

中でも馬の「鼻」に強くその効果があるとは、なるほど体感して納得したのでした。

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