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執筆者の写真mizuki

先達に導いていただいて、江ノ島で深く神々へ祈りを捧げた日のこと

先日、大変お世話になっているBlue Dragonのあけみさんにお誘いいただき、

巡禮記の先達お二人による「江島神社初詣」に参加させてもらってきた。


とてもタイミングが良いことに、実は、私自身の精神修養と祈りのため、

昨年夏から毎月通っていた江ノ島。

藤沢生まれ藤沢育ちの私ですが、、、数々の偏見により(笑)!

江ノ島の島の中へ入ったのは地元を離れて、大人になってから。

灯台下暗し。地元にいる頃は、江ノ島といえば観光地でサーファーとギャルが来るものだとばかり思い込んでいた。

大人になって初めて島内へと足を踏み入れると、そこは紛れもなく神々と祈りの地であることを知ったのだった。


今回江ノ島の島内にある数々の神社や歴史などをとんでもない生き字引っぷりの情報量をもって惜しげもなくご案内してくださった先達のお二人。

はて、「先達」とは?

その単語をはじめて聞くという方も多くいらっしゃるのではないかと思う。


私が「先達」という職業を知ったのも昨年11月に京都の伏見稲荷を参拝させてもらった時が初めてだった。


「先達って、一体なんですか?」
「どうやったら先達になれるんですか?」


ふと疑問に思ったこれらをここに要約してご紹介。


せん‐だつ【先達】 の解説

1 他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。また、その人。先輩。せんだち。「―に学ぶ」

2 山伏や一般の信者が修行のために山に入る際の指導者。せんだち。

3 道などを案内すること。案内人。また、指導者。せんだち。「登山の―をつとめる」


「少しの事にも―はあらまほしき事なり」〈徒然・五二〉


そして特筆すべきは、先達というのは「先達になりたい!」と思ってもなれるものではなく、その家系があるということ。更には、代々先達が続くというわけではなく、その家系で約300年に一人くらいという頻度で、自然発生的に現れる存在であるということ。

先達になろうとしてもセミナーが存在するわけでもないし、先達に修行についたからといって襲名できるわけでもない(そもそも先達修行も存在しない)。


今回江島神社へご案内してくださった先達のお二人は、江ノ島の歴史や島内に祀られる神々のこと、その神々それぞれが祀られた背景や、参拝するにあたって「どのように祈るのがいいのか」「どんなことを祈ればいいのか」といったことを、本当に事細かに教えてくださった。

これまで何十年も日本に生まれ育ってきたのに、私は本当に何も知らない。

だって、江ノ島弁天のルーツは、源頼朝が、

「戦ばかりの世の中ではいけない。女性が楽しんで笑って過ごせる世の中であることが何より大切。

だから江ノ島に弁天様を祀ろう」

と、女性を大切に思っていたからこそだったなんて。


確かに北条政子は日本の歴史上でも一番って言ってもいいくらいに有名な女性だよね。

北条政子が偉大であったのは、「女性を大切にしよう」という源頼朝の力が大きかったのかもしれない。


その他にも、お社の形をとっていなくても道端にある小さな祠も含めて、全てが大切で、すべてに意味があるということまで、一つ一つが本当に勉強になったし、最後はなんだか、ありがたい気持ちでいっぱいになった。



私にしては珍しく、先達のお話をお伺いすることと、参拝に夢中でほとんど写真を撮っていなかった!





形式上はいつでも誰でも、参拝できる神社。そんな神社だからこそ、正しい知識と正しい参拝方法を知って意識や祈りを明確にして真剣に祈ることが大切。

ここ最近は読書をはじめとした独学の大切さを身に染みているのだけれど、今回先達に教えていただいた情報量とその深度は凄まじいものがあった。ここに至るまで、どれほどの勉強と修行をされたのかと思うと計り知れない。

と思ったら、「僕は”稲荷”についてだけでも7時間ぶっ通しで話せるんです」と田中さん。


やぁ・・・恐れ入ります。


これから、神社の鳥居を潜るとき、潜ったあと、お社で手を合わせる時、その時の私の祈りの在り方がまたグッと変化することになると思う。

素晴らしいご縁をいただき、本当にありがとうございました。

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