ミニマルであればいいってもんじゃないでしょ

チャンネル登録者数数万人はいるミニマリストとやらのYoutubeをみてみたら、全く共感できなかったからその備忘録。

“少ないもので生活し、「無駄」を減らすことで時間を創出し豊かになろう”、というところには共感で、

「無駄な消費行動へと誘発するテレビは捨てなさい」とか、「誰があれ食べたとかこれ食べたとかばかりで埋め尽くされるSNSのフィードを追いかけるのはやめなさい」とか、そういったところには頷いた。

ただ、

「私のYoutubeチャンネルをご覧になっている方はおわかりですよね。

もっともあるといいもの、それは乾燥機機能付き洗濯機ですよ。

洗濯を干す時間ほど無駄なものはない」

って、その発言を聴いた時にはすでに違和感。

我が家には、結婚当初から使っているたまたまとてつもなく強靭なドラム式洗濯機があるのだが、その乾燥機で干し上がった洗濯物の質や香りがどうしても好きになれない。更には、乾燥しきるまでには膨大な時間がかかるし（たぶん5時間とか6時間とか、いや、もっとかも。）、あの洗濯物がクタっとシワシワになる感じも好きになれない。

この洗濯機を購入したのがもう17年前とかだから、きっと最新のドラム式洗濯機はもっといい仕事をするのだろう。

しかし、何より私は、天日で干した洗濯物のお日様の匂いと、カラリと乾いたこの洗濯物の質感がとても好きなのだ。今は洗濯の質を最高にする私なりの方法を手にしたから、それで晴れた日に干した洗濯の状態って、もう最高すぎる。もはや一連の洗濯という行為がセラピーになるレベルに。

件のYoutubeの話に戻す。

続いて何より納得できなかったのが、

「洋服は同じものを着ましょう。同じものを着ると決めれば迷わなくて済み、時間の節約になります。

女性でそれがどうしても気になるという方は、曜日によって服を決めるようにしましょう。」

だって。

「そんなのつまらなすぎて絶えられない！！！！！」

と気づき、どうやら氣の合わない人の動画を見てしまったんだな、とここでやっと気づき、動画を停止した。

私は元々ファッションやデザインがとても好きだ。

お気に入りの洋服を身に纏うことのパワーたるや、本当に大きい。

人間は機械じゃない。四季や天候、天体が移ろうのと同じく、私たちだって変化するし、一定でも一律でもない。美味しいものを食べたり、人との触れ合いで泣いたり笑ったり感動したり、”ゆらぎ”のある生き物だ。

「今日は●●へ行くからこのワンピースを着たいな・・・」

とか、インスピレーションや氣分で身に纏うものくらい決めたい。それだって楽しみや喜びのうちだから、少なくとも私にとっては。

決してそのミニマリストを否定するつもりはなく、私とは違う、合わない。ただ、それだけ。

今年2022年は、ファッションやデザインのことに関しても、私なりの思いを発信していきたいと思う。

今年もよろしくお願いいたします。